トルコ料理といえば、トマト。
煮込み料理に、ソースにサラダにと欠かせないトマトですが、実は、トルコ料理では欠かせないもうひとつのトマトの顔があります。
それが、サルチャ。トマトペーストのことです。
サルチャは、もちろん缶入りなどが売っていて、気軽に手に入りますが、やっぱりおいしいのは手作り。
ヨーグルトと同じように、田舎ではこのサルチャも作ってしまいます。
夏、真っ赤に熟れたトマトを収穫したら、よーく洗ってみじん切り。
たっぷりの塩をして、燦々と照りつける太陽の下へ。
じりじりと焼け付くような太陽は、サルチャ作りには欠かせません。
この太陽がトマトの水分を蒸発させ、同時にトマトをサルチャへと変えていくのです。
じわじわと水分を奪われたトマトは、太陽と塩によって熟成し、調味料、サルチャへと変身します。
そして、料理に鮮やかな赤色と味の深みを与えるのです。
そう。
トルコ料理の赤は、フレッシュなトマトだけではなく、このサルチャの赤なのです。
日本の味噌のような存在の、このサルチャ。
トルコ語で"Yemegin salcalisi kadinin kalcalisi"(料理ではサルチャ、女性はお尻)なんて言われたりするほど(!?)、トルコ料理には大切な、なくてはならないサルチャのお話でした。
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